つづきクリニック

刈谷市の 内科,外科,胃腸科,肛門科 つづきクリニック

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呼吸器の病気

気管支喘息とは

気管支喘息
 

■気管支喘息とは
気管支喘息の特徴は気道がいろいろな刺激に対して過敏に反応することです。これを「気道過敏性」といいます。症状は気道が狭くなるために起こる発作性の息苦しさ、喘鳴、咳などです。また、気道の狭くなる程度が刻々と変化するため、症状は一定しません。
■気管支喘息は増加している
1960年代以降、気管支喘息の有症率は10年ごとに1.5~2倍程度の増加を続けています。気管支喘息は小児では男児が多く、思春期以降は女性に多い傾向が見られます。また、遺伝には、アレルギーの遺伝と気管支の反応のしやすさの遺伝があると考えられています。気管支喘息の家族にはアレルギー患者が多く、気管支喘息の比率も高いことがわかっています。
■病型
病型は、外来抗原に特異的IgE抗体が証明されるアトピー型と、証明できない非アトピー型に分類されることが多いです。小児では90%以上がアトピー型です。
■気管支喘息のメカニズム
多くの患者ではアレルゲン(抗原)に特異的なIgE抗体があります(アトピー型)。つまり、I型アレルギー反応によって気管支喘息は起こっています。しかし、その反応にもアレルゲンが侵入して分単位で起こる即時型反応と、いったん症状が治まったあと、6~12時間後に再び呼吸困難を起こす炎症性の遅発型反応があります。さらに、炎症の繰り返しで気道の過敏性が高まるのみならず気道の形態が変化して(リモデリング)、呼吸困難が長く続く難治性の喘息に発展することもあります。成人になって発症する気管支喘息のなかには、アレルゲンがはっきりしない(非アトピー型)ものも多いです。
■気管支喘息の危険因子
気管支喘息の危険因子には様々なものがあります。
A発症に関わる因子
 ・遺伝的素因
   アトピー:IgE抗体を作りやすい素因
   性別:小児では男児が多い
 ・原因
   室内アレルゲン:室内塵ダニ、動物、アレルゲン、カビ類
   屋外アレルゲン:花粉、カビ類、昆虫類、アスピリン、職業性感作物質
 ・寄与因子
   呼吸器感染症、食事、大気汚染、喫煙、寄生虫感染
B増悪因子
 アレルゲン、呼吸器感染、運動と過換気、急激な温度変化、二酸化硫黄、食品、食品添加物、アルコール、薬物、心理的ストレス、過労、月経
■気管支喘息の予防
気管支喘息の予防には、発症する可能性の高い人が発症しないようにする一次予防と発作を経験した人が次の発作を起こさないようにする二次予防があります。一次予防のポイントは環境の整備とウイルス感染症の予防がおもなもので、二次予防のポイントは増悪因子を避けることと薬剤による気道の炎症の抑制です。
■治療
気管支喘息は原因が判明しているわけではなく、それを除去することで治療できるものではないため完治は困難です。治療の目標は、生活に支障のない呼吸機能を保つことで健康な人と同様な日常生活が送れるようにすることです。そのため、気管支喘息の発症や増悪にいたるプロセスのどこかで、その流れを阻止することが予防や治療の目的となります。

 

マイコプラズマ肺炎とは

■マイコプラズマ肺炎とは
以前には、定型的な細菌性肺炎と違って重症感が少なく、胸部レントゲン像も異なるために「異型肺炎」に分類されてきた肺炎があり、その後、「異型肺炎」の多くを占めるのがマイコプラズマ肺炎であることが解りました。マイコプラズマ肺炎は肺炎マイコプラズマによる感染症で、これは自己増殖可能な細小の微生物で、生物学的には細菌に分類されます。
■好発時期・好発年齢
マイコプラズマ肺炎は通常通年性にみられ、罹患年齢は幼時期、学童期、青年期が中心です。
■症状
潜伏期は通常2~3週間で、初発症状は発熱、全身倦怠感、頭痛などです。当初は乾性の咳が認められますが、咳は徐々に強くなり、解熱後も3~4週間と長く続くことが多いです。特に年長児や青年では、後期に湿性の咳となることが多く認められます。嗄声、耳痛、咽頭痛、消化器症状、胸痛などの症状も見られることがあります。また、喘息様気管支炎を呈することが比較的多く認められます。昔から「異型肺炎」として、肺炎にしては元気で一般状態も悪くないことが特徴であるとされてきましたが、重症肺炎となることもあり注意が必要です。
■治療
抗菌薬による化学療法が基本です。特異的な予防法はなく、流行期には手洗い、うがいなどの一般的な予防法の励行と、患者との濃厚な接触を避けることが大切です。